2013年02月14日

各楽器の適正音域

アレンジをする際に、「各楽器の音域をどう設定するか」という問題があります。
演奏する側から見れば、「演奏する曲が演奏可能な音域でアレンジされているか」という問題になります。
(CDなどで演奏を聴いて、演奏してみたい曲を見つけて、楽譜を入手して、いざ音を出す段階になって困った事になる事もありますよね?)

アレンジを書く側は、どの位の技術的水準のバンドが演奏するかによって音域も加減する事になります。

適正音域がどのあたりなのかを考えるにあたって、全日本吹奏楽コンクール課題曲の作曲公募要項を見てみました。
http://www.ajba.or.jp/24th_asahi.pdf

条件として「楽器を始めて1〜2年程度の生徒でも演奏出来る」とあります。
また、その条件を踏まえた上での「標準音域表」があります。
そこからビッグバンドで使われる楽器を抜き出すと楽譜の左のようになります。
(標準音域表にある「瞬間的なら可」とされている音は省略しました。)



楽譜の右にあるのは、私が普段ビッグバンドのアレンジを書くときの各楽器の大体の音域です。
恐らく、市販のビッグバンドのアレンジも大体この位の音域になっていると思いますし、大学生や社会人のビッグバンドでは、(一般的なアレンジで要求されるので)この位の音域をカバーしたいと考えているのではないかと思います。


比較して特に差があるのは、
(1) B.Sax.の高音域
(2) Trp.の高音域
(3) Trbの高音域
(4) B.Trbの低音域
ですが、その中でも一番差があるのが(2)です。

Trp.本来の適正音域の最高音は完全4度下の記譜のCあたりまでの約2オクターブだと思うのですが、Trp.がA.Saxの音域の上をカバー出来ると、Tuttiの音抜けが大分良くなるので、「とても頑張って貰う」事が多いのだと思います。
(もちろん、高い音が得意なTrp.奏者がいるバンド用のアレンジの場合もあると思います。)
アレンジを書く側も、演奏する側も、「Trp.が適正音域から大きく外れた音を要求されている」という認識は必要だと思います。


バンドのメンバーそれぞれが無理の無い音域で演奏出来る曲を選ぶ事で、演奏は格段に良くなると思います。
(選曲の段階で各パートの音域までは把握する事は難しいかも知れませんが…。)
posted by はけた(^-^) at 12:05| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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